<完>孤独な姫さんは世界一の総長 下







私の話が終わると、皆が・・泣いていた。







啜り泣きや息を殺して泣いている人などがいた。









悠「ほぉ?で?俺が約束の裏の思いってヤツ、それで分かったわけ?」







紀「分からないよ。・・その時は分からなかった。でもね、姉貴の事件と慧の事件、それに、劉の情報を組み合わせたら簡単だった。」








悠「・・劉?誰それ」







水「俺だよ。情報屋もやってるの。」







悠「へぇ。お前、やってたんだ。まぁ、別に情報屋でも大した情報は手に入れられてないと思うけど」







水「まぁ・・そうだけど。・・けど、紀優ちゃんにとって凄い収穫らしいよ」








悠「だったら、その収穫とやらを聞かせて貰おうか」








銃口を私に向けたままニヤっと笑う悠。







紀「いいよ。」