<完>孤独な姫さんは世界一の総長 下








まさか・・・私は、病室に入ると






紀「・・け・・い」







そこには、白い布を被せられた慧の姿があった。






紀「そんなのウソでしょ?・・ねぇ嘘だって言ってよ。・・嘘だって・・嘘だって!!言ってよ!!」







私は慧を揺らしながら言ったけど、返答は無くて・・・








・・死んだ。







それが分かったとき、私はもう、涙で頬が濡れていた。






紀「やだよ・・・やだよ!!慧の・・慧が居なかったら・・死んじゃったら浪駕はどうなるの!?私は1人でやれるわけないじゃん!!!慧、副総長でしょ!?何で・・何で・・」







大「紀優っ・・もう・・もうっいいよ」







紀「あ・・あぁああぁぁああああ」








私は、大輝に抑えられながら泣いた。