<完>孤独な姫さんは世界一の総長 下







紀「私は、元々殺される対象だし。でも水禽に元々入ってないし、情報を漏らして対象になったわけではない。親密な関係・・そうだな・・近い、かもな」







陸「・・・」







竜「前、水禽総長と会って殺されかけたって聞いた。何故、水禽総長はお前をそこで殺さない?」







紀「さぁな」






絶望・・それを味あわせてやりたいんだろ。





そしてその私の顔を見て嘲笑う。





悪趣味だよ。






ホント・・。





竜「俺らはお前を死なせない。・・絶対に。全力で守る。」





紀「・・今の龍陽じゃ、全員相手でも悠には勝てないよ。」






竜「根拠は?」






紀「悠は、頭脳も、喧嘩も・・良い。喧嘩は私と同じくらい・・かな」






いつ・・悠は狂ったんだろ。






・・また、一緒に喧嘩がしたい。








・・・素手で。







紀「ま、そう言うことで。屋上にもどろっか。後、話したことは外部に漏らさないでね。・・辰喜たちにも。」






竜「あぁ」






陸「了解・・」





そして、私たちは空き教室を出た。








カ「おっそい!!っていうか、さっき南先生が来て『紀優に理事長室へと伝えておけ』って言ってた。」







・・うわぁ。