雁「・・聞いてねぇけど?」
里「ほんと!?良かったぁ~あれ、聞かれてたら凄く恥ずかしいもん」
理「里彩なんつったの?」
里「言うわけないじゃん!恥ずかしい!」
理「言うまで帰してやんない」
里「え~」
顔を赤くする里彩。
愛おしい。
でも、その笑顔・・その顔を赤くさせてるのは俺じゃない。
そう現実に突き付けられるだけで今はつらい。
恋って・・・辛いもんだな・・。
雁「んじゃ、俺仲間待たせてっから、ピンクオーラムンムンのカップルさんまたな!」
里「え・・ピンクオーラじゃないよ!」
顔を赤くしながらふるふると首を振る里彩。
そんな姿まで可愛いとか、俺は凄く里彩に溺れているのが分かる。
俺は手を振りながらグラウンドを後にした。
紀「だーれが、仲間を待たせてるんだぁ~?あ”?」
あ、・・紀優。
そこには凄い形相をした紀優の姿。


