私達が足を止めたのは、空き教室の前。 教室に竜輝、私、陸玖の順で入った。 竜「・・正気なのか?」 紀「正気。それしか方法がない」 陸「水禽総長の目的は何?」 紀「・・なんだろーね」 竜「知ってるだろ」 紀「・・知っていたとしても話す気はないよ」 竜「あいつの味方っつうのか?」 紀「・・話す気がないんじゃない。話せない。・・決して味方じゃない。敵だよ」 陸「だったら、俺らはあんたらを裏切るからね」