竜輝がガタっと立ち上がる。 その音で賑やかだった場が一気に静まる。 竜輝が私を睨んでくる。 それはそうだ。 でも、怖くない。 竜「お前、もっかい言って見ろ。し―――」 紀「ここでそんな言葉は相応しくない」 私は竜輝にワザと被せて言った。 竜輝はチッと舌打ちをして黙った。 こんな静まった中、何も知らないカナたちが「死ぬ」と言う言葉を使ったらどうする? ・・馬鹿にも程がある。