紅い記憶と廻る時


「はぁ?なんで決定事項なんだよ?初耳だぞ?!……まぁ良いけどよ」

「……僕も……そこ、前から興味あったから……行きたい、な……」

「はい、じゃぁきーまりっ!今日は火曜日だからー……明後日の創立記念日に行こ!待ち合わせ場所とかは後でひなりんと決めとくから、よろしこ!!」


苗子がグッと親指を突き出したポーズを取ると同時に、始業のチャイムが教室に響いた。


「僕、行くって言ってないんだけど……」


まぁいいや。楽しそうだし。これを期にもっと仲良くなれれば、皆が僕をあんな目で見る理由も、分かるかもしれない。


「……」


?隣から視線を感じる。


「雛梨?」


目を合わせると、雛梨はパッと顔を逸らしてしまった。

頬がほんのりと赤い。


……やっぱ可愛いな。