確かに、アイリは無表情だったけど。

すごく真剣に本を読んだり

小さく笑ったりして


周りが言うよりも、もっと感情があるんじゃないのかな


って、俺まだ出会って一日なのに。

何知ったようなこといってんだか。



「あ、そーそー。それでね、よくアイリちゃんと一緒にいる転入生についても少しだけ分かったんだよ。」



「聞きたいでしょ」



…そりゃ


「聞かせてくれよ」

知りたいに、決まってるだろ。


アイリの彼氏?らしき人物。