外が明るくなったころに 私は宿を出て 小さな村の中を歩いてみた。 こうやって一人で 歩くことだって、 今までの私にとっては 奇跡のようなこと。 お城の中の世界しか 知らなかった私にとって、 この小さな村にある 何の不思議もない普通の物たちも 私にとっては 見たことのない様な ものばかりだった。 外では小さな子供たちが 走っているんだ…。 そんな光景も 今まで見たことのない光景だった。 小さな村を一周してから、 昨日の夜に行った 木の所に行ってみた。 木の下には 先に誰かがいた。