私は頭の中が 真っ白になっていて、 何も考えられなかったんだ。 眼を力いっぱい閉じて、 ひたすら祈っていた。 『私たちの今までの時間。 戻ってきて!!』 そんなこと、 もう… 叶うわけない……。 そんなことくらい わかってたけど。 それでも、 そう祈らずには いられなかった。 その時、 ロイさんが真剣な顔で、 私たちのもとから 走り去っていった。 「危ないっ!!」 そう声をかけて 止めようとしたけど、 もう一人の人に 止められた。