勉強の係りの者が 本を読みながら、 私にいろいろなことを 教えてくれる。 私はこの国の王女。 なりたくて なったわけじゃないし、 やめても良いと 言われるなら、 今すぐにでもやめたい。 だけど、 私がここにいるのには きっと何か意味がある。 だから私は、 嫌なことでも 自分に与えられたことは 何でもした。 今となっては、 誰かに何をしたいとか、 何をしたくないとか、 そんなことを言おうと 思うことすらなくなった。