白衣の王子様







「呼んで、春依ちゃん。呼んでくれるまでは逃がさないからね」



ニコッと先生は笑ってるけど……。


今はその笑顔もめっちゃ怖いですっ!!




「ですから……不可能、ですっ……」



こんな無茶ぶりは本当に無理っ!!





「はぁ」と大袈裟なため息が聞こえてきたと思ったら、グイっと強い力で腕を引っ張られてベットの方へ。



やや乱暴にベットの上に押し倒されて、先生はベットに両手をつき、私に覆いかぶさるようない体制になった。




これって、少女漫画とかでよくあるシチュエーションだ。