これって、少女漫画でよく見る壁ドンだ……。 まさか自分がされるなんて。 「せ、先生……」 目の前の先生の顔を見つめた。 黒縁眼鏡の奥の瞳が、しっかりと私を捉えていて。 可愛らしい顔に似合わない力強い眼差し。 三十路だというのに綺麗なお肌。 唇の形も……綺麗。 こうして見ると先生は可愛い系の顔立ちなんだけど、やっぱりカッコイイ。 慣れないシチュエーションのせいか、思わずドキドキしてしまった。