白衣の王子様








「まぁ先生の扱いに慣れた……のかな?」




今はそれなりに上手くやってるもん。


慣れは恐ろしいと、改めて実感した気がする。





「じゃあ恋愛に発展したりして」


「えぇっ……」




琉璃香ちゃんが悪戯っぽく笑いながら、肘で私のわき腹を突いた。



恋愛って……。
私と神埼先生が?






「ないない。それは絶対にないもん」


教師と生徒だよ?
それ以前に年齢がさすがに離れ過ぎかと。