―ピンポーン 丁度その時、訪問者を告げるチャイムが鳴った。 「あ、誰か来たみたい。ちょっと待ってて」 琉璃香ちゃんは部屋を出て、階段を下りて1階へ。 ちなみに琉璃香ちゃんの家は両親が共働きしてるんです。 「ちょ、ちょっと……!!」 1階から琉璃香ちゃんの慌てた声が聞こえてきた。 そして階段を駆け上がってくる足音。 「春依ちゃん……!?」 「え……」 部屋にいきなり入ってきたのは、息を切らした神崎先生。