白衣の王子様






「いっ……」



体に回された腕が緩んだ隙に慌てて離れた。






「も~。酷いよ、春依ちゃん」


「だ、だって……」




気がつけば体がブルブルと震えてた。








「ウサギみたい」


「……っ」


「小動物みたいで、心がくすぐられるなぁ」




ニヤリ、と先生は口角を上げて笑った。





そして「んー!!」と大きく伸びをして部屋を出て行った。







「朝から……何なの……」



神崎先生と同居なんて、ただの夢ならよかったのに。