白衣の王子様







「春依ったら~。優くんは健全な子だから大丈夫よ。とにかく優くんの言う事をしっかり聞いてね」



お母さんの笑顔が悪魔の微笑みに見えた……。







「春依ちゃん」


「っ……」


「これから、よろしくね」




にっこり微笑みながら先生は手を差し出してきた。


私はその手を握らず、急いでリビングを飛び出した。







―バタンッ




自分の部屋に逃げ込んで、ヘナヘナと座り込んだ。






「私……これからどうなっちゃうの……?」



男の人と1つ屋根の下なんて、もう人生終わり確定。


しかも相手が苦手意識のある神崎先生……。