白衣の王子様




病院に着いて、中に入ろうと入口の前に立って、足を止めた。


なんて声をかけよう?
僕はどう振る舞えばいい?
どう接するのがいい?



彼女の事が心配なくせに、いろんな不安が頭に浮かんでくる。



「考えてても、仕方ない……」


結局、そう言い聞かせて中に入った。

入った途端、ものすごい勢いで後ろから誰かに抱き着かれた。



「っ……!?」


驚いて振り返ると、それは春依ちゃんだった。