「昔って……いつの話?」
全然記憶にないよ?
「あなたがまだ3歳くらいの時ねぇ。その時、優くんお隣に住んでたからよく遊んでもらってたじゃない」
そう……だったっけ?
悪いけど、全く覚えてない。
「でも優くんは急に引っ越しちゃって……まさかまた会えるなんて、ビックリね」
「はい。僕もビックリですよ。また、春依ちゃんに会えるなんて」
春依ちゃん!?
今、下の名前で呼んだよ!?
「本当にビックリしたのよ~。こないだ偶然スーパーで優くんとバッタリ会ってねぇ。おまけにあなたの通う高校の保健室の先生なんて!!これも何かの運命なんじゃないの~」
お母さんは1人でテンションが上がってる。