白衣の王子様






「おはよう……」


「春依ちゃんっ!おはようっ!」



テンションがやや低めの私とは対照的に。

琉璃香ちゃんは元気だ。




「あのねっ、登校したら、下駄箱で宇佐見くんと偶然会ってね!おはようってあいさつしたのっ!朝から宇佐見くんの顔が見れて感激ー!」



恋する琉璃香ちゃん、相変わらず可愛いなぁ。



ペラペラと楽しそうに恋愛トークをする琉璃香ちゃんを、私は微笑ましく思った。






午前中の授業は無事に終わり、迎えたお昼休み。



「春依ちゃーん、今日は天気良いし、中庭行かない?」


「いいねー。行こうっ」



いつもは教室派だが。
この日はお弁当を持って中庭へ。