それから数日が経過した。



~♪♪


朝ご飯を食べている時、私の携帯が鳴った。


電話の相手はお母さん。




「もしもしー」


『あ、春依っ!おはよう』


「おはよう」



電話の声は、妙にテンションが高かった。




『あのね春依、実は私、今日そっちに帰れる事になったの』


「へーえ……えぇっ!!!」


『仕事が思った以上に早く終わっちゃったのよ。多分、今日の夜には家に着くと思うから』



今日の夜って……。
かなり急過ぎる。
お母さんって、本当に急な人だ。