白衣の王子様






「仕事をさっさと切り上げてきたんです。楽しみでウズウズしちゃって」


「んふふ、優くんったら」




あれ??

2人とも、知り合い?





「あ、あの……お母さん……」


「春依、優くんと仲良くするのよ。優くん、春依をよろしくね」


「はい」




ちょっと待って。
それってまさか……。





「同居人ってまさか……」


「そうよ。優くんの事よ」



う、嘘……。
ペタン、と私はその場に座り込んだ。