白衣の王子様





「電話終わった?」


「あ、はい」



電話を終えた頃には、テーブルの上には料理が並んでいた。




「お母さん、何だって?」


「もうすぐ、帰ってくるみたいです。お母さんが出張から帰ったら、3人で旅行に行こうって言ってました」


「……そっか」



何故か優さんは、少しだけ複雑そうに笑ってた。

そしてポツリと、



「じゃあ……一緒に住む期間も、後ちょっとだね」

と言った。



「え……」


「さ、ご飯にしようか」


あ、そうだった。
私ったら、忘れてたかも。