「春っち!おっはよー」
「お、おはよう。爽くん、朝から元気だね」
何事もなく数日が過ぎた。
爽くんは、今まで通り普通に接してくれてる。
一方で、婚姻届け提出しようなんて爆弾発言した優さんも、いつもと変わらず接してくる。
やっぱからかわれてたのかな~と私は少し悶々としてる。
「なーに難しい顔してんの?」
爽くんは人差し指で私の額を突いた。
そして「眉間に少しシワ寄ってた」と悪戯っぽく笑った。
「いろいろ、苦労が絶えなくて……」
「え、大丈夫なん?」
「まぁ、なんとか……」
「抱え込むなよ?困った時は、いつでも頼ってきてな?」