「優、さん……?」
抱き着かれて身動きが取れないから。
優さんが今、どんな表情をしてるのか、見えないまま。
「僕、見たんだから。春依ちゃんがあの子に……告白されてるの」
「……!」
「盗み見るつもりはなかったんだけど……つい」
嘘……見られてたの?
なんか恥ずかしい!
あの時の事を思い出して、頬がかぁっと熱くなった。
「……付き合うの?」
「それ、は」
「いい加減、僕のお嫁さんになる気はない?もう結婚できる年齢だよ?」
いつものほんわかした口調じゃない。
真剣で、ちょっと低めのトーン。
耳元で囁かれてるせいかな?
無性にドキドキしちゃうのは……。


