小さな。 消え入るような声で呟かれた言葉を、私は聞き逃さなかった。 ねぇ、これって、 「春依が、好き」 現実なの? 私を呼び捨てにして、彼は確かに言った。 「好き」と。 これって、雰囲気的に友達としてじゃなくて……。 「友達としてじゃなくて、恋愛対象としての好きって意味だから」 「う、そっ……」 「嘘じゃない。中学の時からずっと、好きだった……」 友達だと思ってた相手からの、まさかの告白。