白衣の王子様





「優さん、大丈夫ですか?」



布団を捲ったら、優さんは露骨にむすっとしてた。


怒らせちゃったみたい。




「大丈夫なわけないよー!頭叩かれるし、変態って言われるし……」


「あなたが勝手に私を抱き枕にしたからですよ」


「僕の愛で温めてあげようと……」


「1階に降りてきますから、しばらくここで大人しくしててください。大人しくしてなかったら、一生口利きませんからね」



優さんは捨てられた子犬のような目をした。

いい年なのに……何気に可愛いとこあるな、この人。



薄ピンク色のカーディガンを羽織って、部屋を出て1階に。


リビングに入るとテーブルの上には湯気の立つうどんとお茶が2人分置いてあった。