白衣の王子様






「春っちー」


部屋に入ってきた沢渡くんは不思議そうな顔をしてた。




「今、誰かと話してたよね……?」


「電話だよっ!さっきまで琉璃香ちゃんと電話してたから」


「ふ~ん……」



あぁ、もう。
心臓に悪過ぎる……。


優さんの存在がバレるんじゃないかって、気が気じゃない。



「あ、そうそう。家からゼリー持ってきたよ。これくらいなら食べれるよね?」


「ありがとう……」



あ、優さんがイラついてる。

沸々と怒りのオーラを感じる……。