白衣の王子様






ズカズカと上がり込んで彼は勝手にリビングへ。




「何か食べた?」


「お粥を、少し」


「そんなんじゃ栄養にならないだろ。つーか薬飲んだ?」




首を横に振ると、彼は持っていたビニール袋をテーブルの上に置いた。





「それくらい飲めよ。でもその前に軽く食べた方がいいな。春っち、リンゴ好きだよな?」


「うん……」


「リンゴ買ってきた。ちょっと台所借りるな」



袋からリンゴを取り出し、台所へ。




その間に私は急いで自分の部屋に戻った。