白衣の王子様






大人の余裕、なのかなぁ。




「あれれ?顔がさっきよりも赤くなってるよ?熱が上がっちゃった~?」



コツンと。


優さんは自分の額を私の額にくっつけた。





「おでこ、熱い」


「っ……」



熱いのは確実に、優さんのせい。






「ご飯食べて、休んだ方がいいね。ほら、起きて起きて」


無理矢理ベットから体を起こされた。