「全く……。いい年した大人なのに神崎先生ったら、まるで子供みたいなんだから」
と、麻美先生は困ったように呟いた。
そして口に手を当ててチラッと私を見た。
「んふふ。春ちゃんも大変ね。毎日毎日、求愛されちゃって」
「えっ!!きゅ、求愛ですか……」
麻美先生ってば冗談キツイな……。
「私の推理が正しければ神崎先生は少なくとも春ちゃんに好意を持ってるんじゃないかしら。つまりあのスキンシップは、彼なりのアタックじゃない」
私は慌てて首を横に振った。
「それは……絶対にないです……」
「えー。教師と生徒の禁断の愛ってロマンチックじゃない」
ちっともロマンチックじゃないです!!


