白衣の王子様






「わっ……!!」


フラつく足取りで歩いてたから、階段を踏み外してしまった。




「はっ、春依ちゃん!!」



バランスを崩して。


私の体はそのまま階段から真っ逆さまに下へ転落……。




したはずなのに。


いつまで経っても体に衝撃は来ず。



むしろ、抱き締められてるような感覚が……。



閉じていた目を恐る恐る開けると……。





「危なっかしいね、春依ちゃん」


「優さん……」



私を抱きかかえて、呆れたように笑う優さんの顔のドアップが。