白衣の王子様






「あの、優さん……何で、ここに?」


空気を変えたくて、私は優さんの服の裾を軽く引っ張った。




「春依ちゃんの様子を心配で見に来た。ちゃんとできてるのかなぁって」


「大丈夫ですよ。子供じゃあるまいし」


「ならいいけど……来て正解だった」



再び優さんは、浦川さんにキッと鋭い眼を飛ばした。





「ねぇ、バイトって何時まで?」


「8時までですけど」


「じゃあもう帰ろうよ。いいですよね?」


「……いい、ですけど」


「よし、春依ちゃん。早く着替えて帰ろうか」




いいのかな?
バイトが終わるまで後、数十分程あるけど。


とか考えつつ、着替えるために更衣室へ。