白衣の王子様






「春依ちゃん、よかったら俺が家まで送ろうか?」


「え、でも浦川さん、バイトの時間は10時までじゃ……」



私とは上がる時間が違うはずだけど……。






「店長に頼めば、早く帰らせてもらえると思うから。平気だよ」



緩いっ!!
そんな事が許されるんだ……。





「で、でも悪いですから……遠慮して」


「遠慮はいいよ。バイト仲間なんだから、仲良くしようよ」


「……っ」



浦川さんの手が、私の腰に回された。


グイっと体を引き寄せられる。




「あ、あの……」


あぁやっぱこの人って軽い……。