白衣の王子様






「お説教もするため」


「ど、どうして……」



私は怒られるような事なんて何も……。






「沢渡くんと話してた。2人きりになってたじゃん。おまけにキスされたんだって?」


「な、何でキスの事を」


「クラスの人達が騒いでた。言いつけが守れないなんて、悪い子だね」



ニヤリと、優さんは怪しく口角を上げた。




眼鏡の奥の瞳は、獲物を狙う狼みたい。


普段は子犬系なのに。





「どうしようか……お仕置き、しようかな……」


優さんの可愛らしい顔が、ゆっくりと近づいてくる。


な、何する気なの!?



何故かドキドキしてるのは、恐らく慣れないシチュエーションのせい……だと思う。