中体連前日

私達は、PM:8:00位まで
練習をしていた。

夏なのに、すっかり日が暮れてしまった。
片付けも終え、各々が学校から、
出ていくところだった。

せっかくだし、皆が帰ったらこっそり練習しようかな。
なんて、思った。

中体連で負けてしまったら、3年の先輩が引退してしまう。
それだけは、避けたい。
まだ、皆で、戦うんだ。
中途半端なところで、終わらせたくないから。

私は、その後30分自主連をしていた。
河口先生が来るまで気が付かなかった。

残っていた理由を言うと、
少し呆れられたが、車で送ってくれた。

親には散々怒られた。

心配させたのは悪かったけど、
そんなに怒んなくたって良いじゃん!

私は、部屋に行き、
何時ものように日記帳に手をかけた。

キャプテンが退院した事、
練習で良かった所。
直した方が良いところ。

大体日記帳にはこんな事しか書かない。

お母さんの声が、聞こえた。
もう夕御飯かぁ。
仕方なく、下に降りて、ご飯を食べ、
お風呂に入り、寝た。