そんなことを思いながら図書室がある校舎から教室がある校舎に続く廊下を俯きながら歩く。 「おーいっ! 早くしろよ!!」 「待てって! お前急ぎすぎだよ」 「二人とも。廊下で走ると危ないだろ」 なんか前方が騒がしいなと思ったら、誰かがあたしにぶつかってきて、気づいたらあたしは後ろに倒れ尻餅をついていた。 「…いっ」 「うわぁ。やべぇ、ま、まじごめんな!!」 尻餅をついたあたしを見ながら両手を合わせて謝ってくる男子生徒。 上履きを見ると同じ学年だ。