ふと気付くと長く続く川の前にあたしは立っていた。
ここが何処かもわからずさまよっていると川の向こうに人がいてあたしに向かって手招きをしていた。
あたしは吸い込まれるように川を渡ろうとすると誰かに腕を掴まれた。

「あんたなんでここにいるんだい?」

そうあたしに聞いて来たのは死んだはずの遊女。桔梗だった。

「そんなことより早くもどんな。あんたはまだ死んじゃいないんだから」

といい向こうで待ってる男の方へ行ってしまった。





「っ!!はぁはぁはぁ。ここは?」

目が覚めて周りを見渡すと川も桔梗姉さんもいなくなっていて横に少香がいた。