「有紗が遅刻なんて珍しいね?」
「如月くん、ごめん......遅れたの有紗
のせいじゃないんだ......私が寝坊したの......ごめんね?」
「日愛の遅刻なんてしょっちゅうだけどよ......」
大地が呆れた声で笑う。
「ほらっ みんな!こんなとこで話してても暑いだけじゃん?早く海行こう?」
「それもそうだね...とりあえず行こうか、」
如月くんの声を合図に私たちは海行きのバスが出るバス停まで走っていった。
バス停に着くと、ちょうどそのバスがきたところだった。
「よかった~ 間に合って......」
有紗がホッと胸を撫で下ろす。
私の寝坊のせいでみんなに迷惑かけちゃったな......
それに、少し落ち込んでいると、

