大地side
1週間前、日愛が先に学校に行ってしまった日の朝の日愛の言葉が今でも忘れられない......
『私たちさ、幼なじみなんだよ?
別に付き合ってるわけじゃないの...
そういうのちゃんとしてよ...』
分かってる......そんなこと.........
日愛が俺をただの幼なじみとしか思ってないことくらい......
でも、俺の気持ちには気づいてたのか?
だから、わざと俺を避けるようてたのか?
あの言葉言われた時点で、振られたようなもんじゃんか......
それなのに...全然諦めがつかない......
未練がましいっていわれるか?
自分でもびっくりするくらい俺......
日愛のことだいすきなんだな......
俺の気持ちが日愛にとっては迷惑なら、俺はずっと日愛のこと陰で思ってる.........
だから、借り物競争のときも、女子たちに絡まれているときも、日愛が困ってるときは、助けたりした。
借り物競争で日愛を助けたとき、
『大地......ばかっ......』
そんな日愛の弱々しい声が聞こえたから、振り向こうと思ったけど、我慢して戻った。
さっきも日愛のことを助けて、その後は日愛の顔は見ないで戻った。