それからも春菊姉さんはあたしに会うたびにあたしの嫌味を言ってきた。
あたしはどんどん気が落ちていった。
そんなある日

「千里。お前春菊にまだ嫌味を言われてんのかい?」

と姉さんに聞かれた。
あたしは無言で頷いた。