そして鈴は挨拶をして来た。

「えっと、高尾姉さんの禿の鈴です!!千里ちゃん仲良くしてね!!」

と可愛らしい笑顔を向けて言ってきた。
あたしも自己紹介しなくちゃと思って、

「夕霧姉さんの禿の千里です。こちらこそよろしくね!!」

と言うと鈴ちゃんはあたしの顔を見て

「千里ちゃんって本当に器量がいいんだねぇ…」

と言いながらまじまじとあたしの顔を見ている。
だけどそう言ってる鈴ちゃんもかなりの器量を持っている。

「そんなことないよ!!鈴ちゃんもかなりの器量だよっ」

そう言って2人で笑いながらふと自分たちの姉さんを見た。