そうして客の目線に耐えながら酒をついでいると、姉さんがお菊さんに呼ばれて 「申し訳ございません。ちょっと待ってておくんなんし」 と言い、お座敷を後にした。 そして部屋にいるのはあたしと上客と演奏をしている遊女だけになった。 あたしの嫌な予感は的中し、 客はいきなり襲いかかって来た。 あたしに覆いかぶさり、着物を脱がされた。 「この部屋に入って来たときから狙ってたんだ」 と言い、男も着物を脱ごうとしていた。 同じ部屋にいた遊女は急いで人を呼びに行った。 ただただ……怖い。