そうして化粧と髪の準備が終わった姉さんはあたしの髪も綺麗に整え始めた。
「え?姉さん?なんであたしの髪まで準備してるの?」
と聞くと、
「あー。今日は千里もあたしのお客に顔を見せに行くんだよ。まっ顔を見せに行くっつっても客に酒を注げばいいだけさ!!」
と言われ、あたしはすごく緊張した。なんてったって今日お相手する客は上客だ。失敗したら何をされるかわからない…
そうして上客の待つお座敷に姉さんと入った。
すると姉さんの口調がいわゆる廓言葉という言葉を使い始めていて、すごくかっこよかった!
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…