胸がずっと、どくどくなってる。 まさかのキミが、こんなにも近くにいるなんて。 ていうか! ここって大雅クンの部屋で、そんでもって今あたしが寝転んでいるのが…。 「あっ!本当にありがとう。それじゃそろそろ…」 「“大雅クン好き”って何?」 「え…?」 そこには、意地悪そうに微笑んでいる大雅クンがいた。 「どういう意味?」 あたしには身に覚えがなくて、頭をフル回転させていると。