遼「自分を守るために母親が亡くなった
自分の出来事で咲夢さんは亡くなった
自分がもっと強ければ…
こんな自分、生きてる資格ない。
毎日のようにそんなこと言ってた」
もし俺が美雪ちゃんの立場なら
同じのことになってたかもしれない。
遼「病院の屋上から飛び降りた美雪は
丁度、大きな木の上に落ちて、
命は助かった。
が、その1年にあった出来事…
親のこと、咲夢さんのこと、
理人や俺らとの出会いを
全て忘れてしまったんだ。」
くそっ…
どうして美雪ちゃんだけが
こんな残酷な運命を
辿らなきゃいけないんだ……っ!!
美夏「それから美雪は
記憶がないことも知らずに
小さい頃からのデザイナーとしての夢を
追いかけた。
遼たちとも、
辛い記憶を思い出させないために
会わなかったわ…」
遼「大丈夫か…?」
心配してそう聞く遼に、
美夏ちゃんは静かに頷く。
美夏「でも…私と遼は再会した。
美雪と一緒にいた時に……。
何度か会ったけど
記憶を思い出す気配がないから
私と美雪と遼は頻繁に会うようになった
…で、今に至ると。」
唯斗「話してくれてありがとう」
正直、今の俺には
これからどう接しれば良いのか
わからない。
二人を笑顔で迎えられるか…。
でも、きっと笑顔で迎えられる。
そう思えた。
なぜなら、二人の…
そして、僕らの出会いは運命だと
思ったからだ。
運命とは時に残酷なものだけど
美雪ちゃんなら
何かを変えてくれると思った。
だからきっと、
この出会いは素敵な運命なんだ。
根拠も何もないけど、
今はこれを信じようと思う。

