乾いた音が
倉庫に響きわたる。
いつの間にか組員たちとの
戦いが終わった雅楼も集まっていて、
全員目を見開いて見ている。
「痛っ…『美雪の心は
もっと傷ついてる』」
そして私は彼女をそっと抱きしめる。
『あなたは…大嫌いな自分の親と
同じことをするんですか?』
「え…?」
『本当は、
こうやってぎゅっと抱きしめて、
大切に育てて…
優しくて、暖かい愛情で包み込んで
あげたかったんじゃないんですか?』
私は彼女から離れ、
彼女の両肩に手を置く。
『仕事上、普通には
生活できないかもしれない。
けど、できる限り普通の生活をして
成長を見守って
家族仲良く生活したかったんじゃ
ないんですか?!?!』
「ごめんなッさいッ…」
『瞳の色なんて関係ない。
美雪はちゃんとあなたの子供なんです』
きっと、瞳の色を見た時に
不安になっちゃったんだよね。
本当に自分の子供なのかって。

