『相変わらずだね…遼…』

と苦笑い。



遼も美夏も長い付き合いだし

すごく仲が良い。


しかも二人ともしっかりしてるのに

私には超甘えてくる…


まぁ、嬉しいんだけどね?

可愛いし。笑



遼「ってか美夏ずるくね?
昨日も美雪に会ったとか…」


と、泣き真似をする遼。


美夏「うふふ♪
ってか昨日ちゃんと言ったもんねー!」


遼「ちっ…会いたかったよ美雪ー!」

と、また抱きついてくる遼。


美夏「あー!ずるいずるい
美雪は私のですぅー!」


遼「はぁ?俺のだし!」


『誰のものでもないんだけどなぁ…』

なんて私の声は届かず…


二人はずっと言い合ってる。

…遼は私を抱きしめたまま。



『ふふっ、変わらないね』

と、微笑みながら抱きしめ返してみる。


昔と変わらない遼の匂い…

凄くいい匂いで落ち着く…

って私変態か!


遼「うぉ?!
美雪やっぱ可愛いー♡」


美夏「むぅ…美雪おいでー?」

と、両手を広げる美夏。