この時、理人は思った。


((彼女は王家のものなのか…?

いや、待て、でもそんなこと一言も…))




考え込む理人を私はジッと見つめる。


『どうかしたの?』



理人はハッと我に返り、

理人「ん…?いや、なんでもないよ」

と微笑んだ。










それから私たちは

みんなと合流し、ご飯を食べた。


昨日と変わらないみんな。


だけど、何か違和感を感じる…。



まず一つ目、

美夏の目が少し腫れぼったいこと。



……泣いたのかな?

それとも…ただ寝れてないだけ?


どちらにしても心配だ。



でも、何故かこの件には首を突っ込まない方がいいと感じた。



二つ目、

少し空気が重たい様な気がする。


……昨日何かあったのかな?


心配だけど

先程の件と同様、

関わらない方がいいと思った。



あ、そう言えば…


『そろそろ帰りますね』