『美雪の髪も瞳も美しいよね』


僕も素直に思ったこと言った。


すると、彼女の頬はどんどん紅くなり


美雪「う、美しいだなんて…///」


と言い、林檎みたいに真っ赤になった。



そんな彼女を可愛いと思いながら

僕は素直に感想を言うことをやめない。



『何色にも染まらない漆黒の髪に

透き通っていて、色気を感じさせる

パープルの瞳…』


とても綺麗だ。

本当に素直な感想だった。



でも彼女は

美雪「珍しいよね…パープルなんて…」

と、悲しそうに顔を歪める。



『あぁ。でも、その分、
誰よりも美しく見えるよ』


君にそんな顔は似合わない。

そういう意味を込めて言った。



どうか彼女が

自分のことを好きになりますように。


自信を持っていいんだよ。


そういう意味も込めて

微笑んだ。